本州最後の夕日が見られる場所


毘沙ノ鼻公園 夕日ブランディング

慶應義塾大学の松岡由幸教授(下関出身)愛知県立芸術大学の水津功教授(宇部出身)両氏が、故郷への地域貢献のために計画し、

平成30年に発表した「毘沙ノ鼻公園夕日ブランディング計画」は、まちづくりの大きな指針となる、夢への扉を開けてくださいました。

 

この取り組みの一部は、平成30年の第66回日本デザイン学会研究発表大会で発表していただきました。

日本全国の大学生のみなさんが登壇したこの大会では、様々な学習成果が発表されました。

全国のまちづくりに関する事例に触れ、若い人のアイデアが、ひとつでも多く実現することを願っています。

 

外部リンク:日本デザイン学会研究発表大会概要集 「感動モデルに基づくデザイン手法の提案

引用:毘沙ノ鼻公園夕日ブランディング計画策定業務仕様書

 

目的

「本州最西端毘沙ノ鼻」の上に位置する毘沙ノ鼻公園が夕日を眺める場所としての潜在価値が高いことに注目し、素晴らしい夕日体験が提供できる可能性を検討し、デザインによる新たな環境との調和、可能性を提案する計画を策定する。

 

 

都市のブランド力とは

1.【魅力評価】

  買いたい・行ってみたい・住みたい

2.【資産評価】

  生活に便利・歴史文化の伝統

3.【オンリーワンの価値】

  まちで体現する総合力

 

 

本州最西端の地 毘沙ノ鼻


夕日ブランディングについて

 

夕日は地球上のどの場所でも見ることができる現象であり、特定の場所が夕日を独占することはできない。

しかし「○○と夕日」「○○に沈む夕日」「○○にかかる夕日」という体験は特別な意味や価値を特定の場所に与えることができる。

 

優れた夕日体験の性質を備えた場所や資源を発掘し、人と夕日の出会い方をデザインすることで、場所の価値を向上させる。

 

毘沙ノ鼻は、本州の最西端であり、本州で一番最後に沈む夕日を見ることができる。本州四端の一つであるという物語に誘われた来訪者に期待以上の夕日体験を提供することによって、また来たくなる場所にすることを目指している。

毘沙ノ鼻石碑の上にある毘沙ノ鼻展望公園



夕日は人間的な時間が始まる象徴

 

夕日が象徴するものは、仕事を終え家路につく頃、買い物をして夕飯の準備をはじめる頃、部活帰りに談笑しながら歩く頃・・・人間が食べ、飲み、語らい、眠る、もっとも人間的な時間が始まる鐘の音がなる時間なのである。

 

この時間を美しく、美味しく、楽しいものにする全ての産業やサービスが夕日に結びつくであろう。

 

夕日のブランディングとは、この地であるがままに生きること、人生の味わいと人間であることの喜びを今よりも少し向上させることに他ならない。

 

このことに気づき、自分の幸せのヒントにしたいと思う人が訪れてくれるまちになることを目指したいのである。

目前の蓋井島が添景 水平線に沈む夕日